輪と輪 [銅版画]
輪と輪
輪永遠
輪と輪
輪と輪が繰り返し
手の間を踊る
輪永遠
輪が
手の上をくるくると永遠に踊る
変換の仕方を変えてみても
手の中を踊るように回り続ける
輪のイメージ
少し前に作った版画を
手直ししてみました。
エッチングにドライポイントを加え
しっとりとした背景を重ねて
少し古びた感じ
銅版画を完成させたと
一度は思っても
展示する前にもう一度
手を加えたくなることがあります
もともとこの版画には
未完成感を感じていて
気になっていました
展覧会で展示をるまでに
こうして変化していく版画があります。
削ってみたり
加筆してみたり
版を増やしてみたり
インクを変えてみたり。。などなど
来年の個展までに
試行錯誤は続きます
そうしながらもまた
新しい版画を作り始めたりもします
来年とは言え、年明けて2月というのは
あっという間のことなので
年末までに、ある程度の全体イメージや作品数
大きな版画はどうするか?などなど
色々決定していたいと考えています
なので
秋冬はじっくりしっかりと
制作に向き合いたいと思っています
秋がやってきていますね。
そんな中
大きな台風が、立て続けにやってきました。
やはり異常気象か?と不安になります。
そして
大きな自然に対し、甘えながら暮らしている自分を感じています。
小さな何事かが、巡り巡って大きな影響となって
さらにそれが積み重なって降り掛かってくる。
そんなイメージが頭に浮かびます。
自然は懐が深い、でも傷つきやすいもの
その傷が深くなればやがて
共に痛むことになる。
忘れないように暮らすことはとても大事。
2019-10-15 03:40
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