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空を駆ける翼になる [版画]

空を駆ける翼.jpg

空を駆ける翼になって
悠々と空を行く
眼下には街、草原、海、川や湖
その全てがどんどんと流れていく
大きな翼は暖かな風に乗り
春を運ぶ役割を担う

コラグラフ

身動きが取れるような取れないような
そんな日常の中で
季節の風を感じて
広い景色を眺めながら進むのは
さぞかし爽快なことでしょう

そんなことを想いながら描いた版画です

気温が上がって春の気配がして
空の上を吹く風は今
どんな匂いがするのでしょう
色々な花の香りや若芽の香りが
次々と流れていくのかしら?

想像の中でひと時
穏やかな気分に浸ってみます。


ところで
大きな宇宙の時間の中では
人類がが生きてきた時間は、ほんの一瞬なのかもしれないけれど
そんな短い時間の中で
人はなんと沢山のものを作り、沢山のものを壊していったことでしょう
人間の業の深さゆえなのか。。。

私が生きてきた時間の中でさえ
目まぐるしく技術が進み
物事の価値が変わり
様々な災害も起こりました

天災、人災。。。なんとも。。。

モヤモヤしつつ。。。

とはいえ。。。それとは別に
技術の進歩に無邪気に喜んだり感心したりもします。
例えば通信のこととか。。。
携帯電話が生まれ、それがどんどん小型化して
そこに画像のやりとりが加わり
かつてはテレビ電話という言葉で言い表し
想像していた動画のやりとりが可能になり
今では当たり前のように、いろんな人と繋がることが出来る。
その変化を見つめ続けることになるとは。。。

海外に暮らす友人と、時差こそあれ
お互いの顔を見て気軽に話が出来しながらふと
その変化のスピードに、改めて驚くのです。
そのうち、匂いや味なんかも共有できるようになるかもね!と
不可能では無い事として話したり

バーチャルとリアルの境目はやがて
曖昧になって
判別が難しくなるのかな?

そんな技術の進歩は
良い方にも悪い方にも影響を及ぼすのかも。。。とは思いつつ
バラバラに見れば、ただただ感心してしまう。
だって子供の頃には、ただ想像して楽しむ未来だったから

さて
私が想う空の風は
ただ空にある風そのものでも無くて
かと言って非現実とも違う
幼い頃からずっと想っている変わらない風
小学校の図書室で放課後
一人こっそりと読む物語の中に吹く心地よい風。。。
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