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カフェオレ色の彼について [銅版画]

カフェオレ色の彼.jpg

彼は夕暮れ
霧雨の中を一人歩いている

この街のことは大抵知り尽くしているから
眠るのに適した温かな場所や
美味しいものの入手先も心得ている
そういう意味で、彼は今とても自由である
だけど...孤独にも見える

銅版画メゾチント
雁皮刷

近頃猫を絡めた銅版画を多く作っている
というのも
なんとなく今まで避けていた
猫をテーマにした展覧会を
ふと、やってみようと思ったからで
今年は予定していなかった東京での個展を
12月に開催することを決めたためでもあります。

来年2022年の5月には
すでに国立での個展も入っていたので
今年2021年12月というのは
スケジュール的にキツイかなぁと思いつつも
ついつい描いてしまう猫の版画を
いっそまとめて展示するのも良いのかもと
ほとんど衝動的に決めました。

そして会期が近い5月の個展はというと
それとはまた全然違う展示をと考えています。

そんなこんなで
現在は猫がらみの作品とそうでない作品
同時進行で制作しています。
近い間隔での東京の個展ならば
内容をガラリと変えるのが
脳内の整理整頓にも適している気がします。

私にとっては、なかなかハードなスケジュールなのですが
多分面白がって準備ができそうな気がして
予定を決めました。

大きなことではないけれど
私としての新しい試み
それはそれで良きかな。

このコロナ禍
先のことは見えないけれど
何かに向かって準備するのは
制作する上でのモチベーションにもつながる
モヤモヤしているよりも行動
迷うよりも進むこと
悩むよりも作ること
今はそれで。

カフェオレ色の彼のようにたくましく
そして自由に
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Copyright (C) Yuko Hosaka.
イラストレーター/銅版画家 制作のこと、日々のことなど

種々多様ものづくり作家

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