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箱を作る [日々]

箱1.jpg
箱2.jpg

白い紙箱を作った
棚の奥行きに合わせて大きめの箱
何に使うのかと言うと

銅版画を制作する過程で
まずは完成とした物が出来た時
エディション(この作品は何枚まで刷ります)
そういったお約束を決める訳だけど
例えば1/15とか
15枚まで刷りますというお約束など
とは言えこの刷り
最終的には15枚までする事が可能だけど
いっぺんに15枚刷ってしまう人は、多くはいないと思う。
(少ないエディションなら、例えば1/5くらいなら、刷ってしまうかも)
私の場合、取りあえず4枚ほど本刷という完成した刷りを仕上げる。
毎度エディッション分刷っていたら、保管場所にも困る
だから同じ時期に、取りあえず数枚刷っておく。
そして板に水張し
紙のよれを直す作業をして乾燥させます。
そうやって完成していく新作の版画を
一枚づつ入れるための箱
それがこの箱です。
いろいろ考えた末の管理の仕方
ファイルに入れてしまうと
展示の前に探し出す作業が結構大変
そんな訳で、今出しうる作品がどの程度あるか
新作だったり、過去制作したけれど展示しなかったものなども
ここへ入れておこうと思ったのです。
一枚づつ。
取りあえずボックス。

こうしておかないと
向こう1年から2年先の個展へ
新作として、現在どのくらいの作品があるのか?
大きさはどんな感じか?
そういった事が、感覚的につかめず
ただ焦る。。。ということになる。
とにかく思いつくまま制作するので。。

そして完成したものから
ちゃんと本刷りをしていかないと
後でとても大変な思いをする
ためてしまうとこれがかなりの手間と時間を要するので
いろいろと過去の反省点などもあり。。

この箱は、チップボードという厚紙でつくりました。
本当は黄ボールで作りたかったのだけど
近くの画材屋さんには無くて
一番厚いボール紙がこれでした。
おそらくこれは、細かくした再生紙を固めたものではないか?
そう思うので
水分を吸いやすい気もしたし、変形する可能性も考えられたので
組み上がった後
表裏にペンキを塗りました。
紙の保護のため、竹炭の入った塗料。
良いのかどうか分からないけれど。。
そして薄紙に一枚ずつ挟んで入れる。
本来ならば中性紙の間に挟むのが良いのだと思うけど
長い期間ではないのでとりあえず。
こうして
水張して乾燥が終わった作品から
ここへ入れていきます。
何も考えず制作してしまう
私向きのグッズと言えます。

仕事場は狭いので
あれこれ考えて
ちょこちょこ整理整頓するのが大事

ま、
展示間際になると、どうしても片付かなくなるのは見えているので。。。

出来る事ならば、机の上棚の上には
何も置きたく無いーーーー!
理想だけどなかなか難しい。。。

そしていつまでたっても
いつかいつかと思っている壁塗りが出来ないでいる。。。

年末、制作可能日数が限られている今
あたふたと、1月の展示のために
小さな版がや豆な本も製作中

のそのそとしたペース。。。焦る〜
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Copyright (C) Yuko Hosaka.
イラストレーター/銅版画家 制作のこと、日々のことなど

種々多様ものづくり作家

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