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絵を描く暮らし [展覧会]

絵を描く.jpg

下絵とスケッチ
絵を描くけれど
最終的には銅版画に変わる
銅版画にすると
また違った風情が出るので面白いと思う
だって
手描きでも終われる作業を
さらに銅版に転写して
それを時に引っ掻き、腐蝕し
様々な加工を施し
思いの外手間ひまのかかる作業を経て
やっと一つ完成する訳で
もちろんこの一連の作業は個人差があって
一つの作品を
一年以上かけて制作する人もいれば
一日で完成させる人もいる。
私の場合はと言えば
ひたすらノートにあれやこれやを描き連ね
その結果
銅版画とするかどうかを決める
そんな感じなので
出来る時は平行して3つとか、5つとか作りながら
なかなか出来上がらなかったり
ほとんどボツにしたりするという事もある
遅い方ではないけれど、必ずしもすんなりとは出来上がらないのが常
ただし
銅版画として出来上がった物を見ると
やっぱり好きかも私、銅版画。。。
てな結論に落ち着く
だから結構面倒な作業を繰り返す。

先日「ゆりの木」さんへ納品した版画もそうだけど
特に凹凸版などは
複雑になればなるほど
最後の最後まで、イメージが見えないこともある
実は
描画作業にとても手がかかり、しかも時々こんがらがり
目と手が疲労しても、集中しないとひどい物になる
とっても疲れるけれど
腐蝕は1度で終わる事が出来る分
ほぼ、家作業で描画が出来る
長い腐蝕をして
いざ試し刷りをして、初めてアリかナシかが見える。
横着したり、考え無し描き初めると
工程に時間がかかる分、残念さが大きい。。
そして悲しい。。。
でもこの凹凸版(凸版)というものに
私は結構魅力を感じている。
特に凹と凸に、インクを詰め分けてするやり方に
今ちょっと
はまっているとも言える。

とは言え
いわゆるエッチングに代表される凹版も
嫌いではないので
大抵、凸版を腐蝕させている最中に凹版を制作する
そんな風に、版画の制作を進めています。
そんなこんなを
日々繰り返していながら飽きないというあたり
銅版画というのは奥が深く
私にとって、とても魅力的な存在なのかもしれない。

ところで先日納品した版画を
お買い上げ頂いたとの連絡をいただき
銅版画はただ今クリスマスの作品が入口に1点となりました。
そんなわけでまた、近く似てんほど納品予定です。
実は私、ロバのブローチなども納品しています。
もしご興味のある方がいらっしゃいましたら
全て出ていないかもしれないので
ぜひ「ゆりの木」さんで一声かけてみて下さいませ。
実はロバシリーズ、近頃私のお気に入り。
アンティークの織物の一部を使用したアクセサリーなどもあります。

ブローチ2.jpg
ブローチ1.jpg

こんな感じのものとか、他にもいくつか。

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Copyright (C) Yuko Hosaka.
イラストレーター/銅版画家 制作のこと、日々のことなど

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