ノート的作品

展覧会では度々
私の日々使っているというか
何となく育っていったノートを
閲覧様に会場に置いて
見ていただく事があります。

展示出来るような
ちゃんとしたものでは、全くないとも思うのですが
そして
元々は、自分のメモのようなことや
思いついたイメージ等を
ざっくりと描きとめる
そんなとってもラフな代物なので
お見せするのもどうなのだろうと？
そんな風に思ったのですが
「見たい」との声がとても多かったので
時々数冊閲覧用に、会場に置く事があります。

そんな風にして会場に置くと
「これが欲しい」とおっしゃる方も結構いらして
とは言え、私の記憶メモ＆スクラップ用なため
お譲りすることも出来ないので
今
それとは別に
展示作品としての、ノートを育てる事にしました。
とは言えスタンスは同じ
丁寧に貼らない描かない
無理に育てない
完成形を決めない
そんなノートです。

どんな風になって行くかはこの先
私が何かを見つけたり、出会ったり
思わず反応したものによって変化して行くので
最終形はまだ分かりませんが
始まった現時点での一部を
ちょっとだけアップしてみようと思います。
最初の画像が、表紙の一部
これもまだ変わりつつあるもの
そして中には



こんなページもあったり
そしてここもまた
変わって行くかもしれません
最終形は、分からないのが育てるノート
現在は試し刷りの一部等も貼られています。
そして
これを展示するのは多分
次の個展の時

と言っても、まだ次の個展を決めずにいるのですが
あえて今年は来年の予定を未定にしています。
少し決めずに制作してみようと思いました。
でも．．．ある日突然
いついつ個展を開こう！
そんな風に重いついく事も、あるのですが．．．。

今はあえて
先をあまり決めないと
どんな感じで制作が進むのかな・・・？
そういう事を想像しながら制作しています。

とは言え
今年は秋に二人展が一つ
これは、だいぶ前に決めた事なのですが
京都で予定しています。

始めての試み二人展。
ただ二人が、それぞれに制作した作品を展示するのみ
という形はとらず
それぞれの作品も並びつつ
コラボ作品も展示するというスタイルを目指しています。
同じ種類のものを、それぞれの表現で作るとか
いろんなことを試してみる事にしました。
一緒に展示する作家さんは
山本かなえさん
友人でもあり銅版画家でもあります。
なにか面白い展示にしてみたいと
二人でその形式を決めました。
手探りでの作業でもありますが
新鮮な気持で臨んでもいます。
元々、それぞれが別々に活動している作家同士なので
個々の作品展示も同時に行います。
それでいて
一緒である事が生きる空間が出来たら楽しいなと
思っています。

これは10月21日から二週間
京都の「フク和ウチ」さんでの展示のお話

さて
8月19日20日と、二回行われるワークショップも
早くも来週となりました。

いつもそうなのですが
ざっくりと、こういうものを作りましょうと
提案して始まりますが
ポイントは、版画を利用すること
それに何かを＋する事
それだけを決めごととして
進めて行きつつ
あとは一緒に考えながら
楽しみながら
世界で一つだけの
ものづくりが出来たら楽しいな！
そんな事を考えています。

参加して下さる皆様
一応見本的なモノを用意しますが
それにとらわれずに自由に制作してください。
ワークショップでは
まず同じものにならない事が楽しいですし
思いがけない発見もあったりして
最終的には
とても魅力的な作品が続々と生まれてきます。
絵が得意不得意は全く関係なく
迷ったら私も一緒に考えて
お手伝いもさせていただいて
一緒に楽しい時間を過ごせたら
とても嬉しい
そんな風に考えながら
今あれこれ準備しています。

当日は
私の制作したバッグやアクセサリー
革雑貨なども、少し展示します。

いつもと違う
ものづくりの空間です。

私も楽しみなイベントが
もうすぐです！