輪と手

手には輪、ポーズをとってカーニバルの始まりを告げる
目に映るものがすべてとは限らないから
見えていない所に真実が隠されているものだから
少し角度を変えて眺めてみる

二つの輪は二つの入口
両方をくぐれば
元の所へもどる
覗き込んでみる
右側の輪
左の輪
見えてくるものは全く別の世界

ならば真実は何処
見る事見ない事
選ぶ自由がそこにはある
だけど
見なければ夢はいつまでも夢としてそこにある
一歩近づいて覗き込むことには
それなりの勇気も必要で

カーニバルの始まりは告げられた
ではそれを
どこから見る事にいたしましょう？

さて
季節は確実に花の時へと移り変わっていきます
暖かな日差しも日に日に増えてきました
近くの梅林には満開の白い花
香りは風に乗って
随分と先の方へも広がっています
桜の季節もすぐそこです。

個展が終わってから
何かと忙しい日が続いていました
たまった仕事を片付ける毎日です。
とは言え
５月の終わりには
ワークショップ＆展示の予定も入っています
その準備も始めなくてはいけない頃です。

今年は秋にも個展が予定されています。
こちらは京都ですが。
それが終わると翌年二月には国立でも個展があります。
一年など
ぼんやりしているとあっという間に経ってしまう気がして
にわかにわさわさとした気分になってきました。

次回のワークショップは
使える版画第二弾「麻のクロスに版画を刷ろう」です。
ワークショップにお申し込みくださった皆様
日にちが近くなったらまた、詳細をメール等でお知らせいたします。
これからワークショプへのお申し込みの方は、
会場となるギャラリー澄光（ちょうこう）
03-3748-2781
[e-mail]
もしくは
保坂のメール
[e-mail]
までご連絡下さい。
どうぞよろしくお願いいたします。

さて少し暖かくなってきたので
銅版画の腐蝕作業も進みそうです。
作品の制作には程よい季節
また新たな作品を作って
展覧会に備えたいと思っています。