とりあえずクマに聞く [描く]
白い月の下
森の中で迷ったら
とりあえずクマに聞いてみる。
この道は正しい?
私の向っているところは正しい?
自分の求めるものと
誰かが私に求めるもの
それが全然違っていたら、一体どこへ進もうか?
クマは随分博識で、やけに静かに語ります。
「大事なのは今、楽しいと思える方へ進んでみる事
それがいかに、今までと違っていても
それがあなたの求めるものならそれでいい。」
月はずっとついてくる。少し間を置いて。
月は見つめている、寒い空気の中
明るいとは言えない森の中
ならば
勘をを頼りに進んでみよう
とにかく進んでみよう
らしいってなんだろう?
変わらない事?
変わってはいけない事?
変わる事を受け入れる事
変わってしまってがっかりする事?
技術と知識が少し増えて
薄れていくのは新鮮さ?
そんな事を考えて
振り返り、見返して考える時間も大事なのかもしれません。
それはふと
寒い夜更けに思う事。
さて、先日ブログにアップするとお話とお話ししていた
童話オペラ「月」は
こんな感じです。
本は薄い箱に収められています。
それぞれの頁には、雁皮に刷られた銅版画が貼られています。
月を盗もうとするシーン
月を磨いてお金をもらいます
そして棺に納めるシーン
そしてあとがきには
作者保坂優子と
翻訳をしてくれた友人の顔版画
この小さな1㎝×1.5㎝くらいの版画は
その後行方不明
(おそらく、私が新聞紙と一緒に捨ててしまった可能性があるのですが・・・)
他にも見開きごとに、一つの版画もしくは二つ
絵が入っています。
いずれにしても
いろいろなこだわり故に
作業量が膨大になったのを覚えています。
それにしても、よくあるのですが
小さい版画を作ると
片付けの時に
うっかり捨ててしまう(ばたばたと作業しているし)
と言う事が結構あって
この小さな顔写真代わりの版画もきっと
ゴミ箱へ〜と言う事に・・・
友人の顔版画は
翻訳をしてくれた友人の元へ行く予定だったのですが・・・
版画が小さいからといって、簡単に刷れるか?というと
実はそんな事は無くて
小さすぎるとかえって、扱いにくくなります。
とは言え、小さな中にも結構描く事が出来るのは
銅版画の良いところかもしれません。
その内にまた、
プロフィール写真代わりに
自分の絵でも作ってみようか・・・な
2013-02-12 00:26
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