版画を布に刷ったなら

版画を、麻布に刷ってみました
いろんな色や形の布に、いろんな形の版画を
版画を刷った布には、糸でステッチをして
それをつなぎ合わせて、大きな布にしていきます

個展では、そんな布作品も展示します

この版画は凸版画です。
そして今回はモノトーンで刷ってみました
布がカラーなので、モチーフはシンプルに
でもそれに少しだけ、糸でステッチを加えていきます
こんな作業も結構楽しいです。

このタイプのワークショップも
いつかやってみたいと考えています
使える版画シリーズ

モチーフの表現がフラットでシンプルだと
もう一つ何かを加えてみたくなる
そして足して足して広げていく
紙に刷る銅版画とはまた少し勝手が違うけど
これはこれで、ワクワクがあるのです。

版画は、版に対して
刷られたものが反転します。
そのため、下絵の段階でしっかりと
出来上がりの状態を想定し、作っていくことが多いのですが
時には、下絵無しでいきなり版を作ることもあります。
そんな時、
版作りで見ていたものが
いざ刷ってみると新鮮な新しさをもって
表れてきたりします。
この「刷る」という工程を加える版画は
そんな楽しさがあるなぁと、いつもしみじみ思うのです。

展覧会までもう少し
いろんなことが、最後の仕上げの段階に入りました。