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小さい旅 [日々]

京都まで、グループ展の搬入かたがた
ちょいと刺激をもらいにいってきた。
旅には必ずノート持参

いたずら描き.jpg
夜のホテルでは絵を描いたりする。(眠くなって描けないときもあるけど)
だから歩き疲れて入ったカフェで描いたりもする。

京都は、お寺や仏像も良いけど
美術館とか博物館も、かなり楽しい!
そして職人さんの技にも触れる事が出来る。

文化博物館.jpg

因にここは文化博物館
かつての銀行をそのままに
煉瓦作りの建物が、展示やコンサートに使用される。
今回は現代アート
そして京都の歴史の展示やいろいろ
5百円ほどで沢山の展示を見る事が出来る。
京都には小さな私設美術館とかもあったりするし
廃校になった小学校が展覧会の会場として使用されていたりするから
季節によってさまざまなものに
出会う事が出来る。
古い洋風和風建築も多数あるので
ぶらぶらするだけでもかなり楽しい。

そんな訳で、今回はずっとあても無く歩き回った。
その途中、うっかりアンティークショプを見つけてしまい中へ
きっと高いだろうからと
「見るだけ見るだけ」
そう思いながら・・・
でも出会っちゃった、本。
表紙は金の箔押し
中にはエッチングの挿絵が多数!
イギリスの本だそうです。
お値段なんと¥2,600

本2.jpg本1.jpg

ぶらぶらしていると
こんな風景にも出会う。

みっちり.jpg

そして今回は
お天気上々、空が高い

やっぱり広い空.jpg

祇園の灯が柳を照らし出す頃
友と小さな小料理屋さんへ
ちなみにこれはお通し
お出汁が美味!

夜.jpg

まったりほっこりして
軽くお酒と暖かいお料理をいただきました。

今日もぷらぷら通りを歩く
一応市場もチェック!
そして北の方向へ歩いていく。
以前から時々立ち寄っていた骨董屋さんがある
(写真を撮り忘れたけど)
寺町通りの裏に
昔からあるらしい古い器を扱う骨董屋さん。
そこのご主人は
私のように、知識もお金も無いような者にも
やさしくあれこれ見せてくれて
説明してくれる。
ちょっと欠けた器に金継をした陶器などは
値段を下げて販売してくれる。
以前ここで、アケビの絵が描かれた小鉢を購入したことがある。
藍色の達者な筆さばきで描かれたアケビの鉢は
少し欠けたところが金継してあって
それがまたより良い風情を醸し出していた。
今も使っているけど
何をのせても美味しそうに見える。

今回はガラスを見せてもらった。
凄く欲しい、小さなデキャンタがあったのだけど
蓋が無く、値段を下げて販売していたにもかかわらず
私にはちょと贅沢な品。
明治の頃の吹きガラス。
とってもエレガントなフォルムで
透明に少しだけ小枝の柄のカットがしてある。
かなり迷ったけどここは我慢。
私が見ていると
ご主人がいろいろ説明して下さる。
明治の頃のだとか大正のとかもっと古いのもあったり。
結局座敷の入口に座り込み
結構長い時間
お話を聞かせていただいた。
丁稚をしていた頃
河井寛次郎さんの家に出入りしていたとか。
昔の商いの話しが飛び出す。
いつもやさしい御店主。

そして
つい先ほど帰ってきました。
思いの外寒くも無く
お天気も良く・・・日頃の行いが良い?
町歩き日和でした。

京都のフク和ウチさんでは
今月末から「フク豆展」が始まります。
私は豆絵本と
豆筒(これにはちょっとした仕組みがあるのです)
ぜひお立ち寄りください。

筒.jpg
豆本搬入.jpg

この豆本の写真は
本にカバーをしたもの。

これから現実的な
ためてしまった雑務を片付けなければなりませぬ。
そろそろ新しい作品も作り始めようと思います。
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Copyright (C) Yuko Hosaka.
イラストレーター/銅版画家 制作のこと、日々のことなど

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