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曲がりくねっても、ずって続いているから [展覧会]

見上げる月.jpg
ラフスケッチ
ふと
振り向いてみた先には多分
足跡が
淡い線のように見えている
どのように歩いて来たか?

それが正しかったか?正しく無いか?
そんなことを考えるのはたぶん
たいして意味が無いのだと思う

大事なのは
どうして歩きはじめたか?
ということ

そんなことを最近考えていた

個展が近くなると
そして展覧会が多くなると
いらぬ事をあれこれと
考えがちになるけれど
もう一度振り返ってみる
なぜ歩き始めた?

見たかった
自分がどう変化するかを
最初は窮屈に
無理矢理始めた制作活動だったけれど
無理にでもはじめたら
何が出て来るだろうか?
何も出て来ない?

そして結局
やってみないと気が済まない性格は
あちこち曲がりくねりながら
時には激しく寄り道をして
その道すがら生まれたものを
素直に受け止めることにしたのだった。

展覧会が近くなって
DMの事など話しをして
妙な慣れと
それに伴う不安が増して来て
ちょっと迷走していた。

展覧会のための制作と称して
一つ一つ練って練って
作り上げなくてはいけない?
そんな考えが生まれて
窮屈になっていた。

毎日何かしら、描いたり作ったりしたモノは
雑雑と出来て来る
思いつきで行動しているとね!
計画的に動くのが効率的でも
その時思いついてしまったものを
いちいちカタチにする作業が
実は私に必要だって事
先へつながる前の、助走のようなもの
何が入り用なのか?
分かるのは、ずっと先でも
気が済まない性格につき合って
気が済むようにするのが良いらしい。

展覧会の準備は
一年前からゆるゆると始まる
最初は
「こんなテーマで進めよう」
そんな風に考えていても
一年もたてばそりゃ
いろんな寄り道をしている内に
いろんな思いが湧いて来るし
結局こうなるんだなぁ〜と
相変わらずの制作ぶりが可笑しくなる。

さて、
6月はすぐにやって来る。
5月の始めには、DMも出来る予定

一年間、何を感じ何を想って来たか?
それは、空にまつわる物語

月に見つめられて
月を食べ、月を抱き
夜の森を走り
春の空を飛び
風をまとう
つながってつらなって踊る

個展では
銅版画やコラグラフ
泥絵具で描いた板絵
そして蛇腹の版画の本
小さなガラスの木の実も並びます。
あとはこの先に振れる気持ちのまま
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Copyright (C) Yuko Hosaka.
イラストレーター/銅版画家 制作のこと、日々のことなど

種々多様ものづくり作家

mail: yukohosaka939@gmail.com

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