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crescent moon [銅版画]


この「月」は
漆黒の空に光る
きりりとした細い月
crescent moon
眉月

眉月.jpg

以前制作した裸婦シリーズの中でも
小さな小さな作品

ある方のお宅へ訪問した際に
褒めて下さった作品
思わず気を良くして、久々にアップしてみました。

そのお宅のイメージが
私には、「月」だったのです。

ショパンの夜想曲が微かに聞こえてくるような
静かな自宅件アトリエ。

居心地のよい空間の中にいると、穏やかな気持ちになる。
魅力的な作品や人に会うと、ワクワクする。
時間も忘れるし、いる場所も忘れる

固有名詞でもなく理屈でもない
そんな感じ、こんな感じ。。が
するすると伝わって来るやり取りが
とっても楽しい。

好きなのでは?と言って
連れて行ってくれた古道具屋さんは
やっぱり、私の好きな物がふんだんに並んでいて
再び時間を忘れそうになる。
思わず、古い琺瑯のバットを購入
。。またしても増えた。。。箱

その日はその後
やたらと結論ばかり問われる、窮屈な時間が待っていた。
どうするのがいい?
どうしたらいい?
どう言えばいい?等等
なぜ結果を出すのは
いつも私なのか?
とりあえず、ひとつひとつ考えて
自分なりの意見を言う

じゃあそれで良いよね!と
念を押されて。。。
思わず狭い箱に、ぐいと押し込められるような気分になる。

まあいい、大人とはそう言うものなのだと
ため息まじりに思う。


そんな訳で夜、
ぼんやりと、錆びた琺瑯のメンテナンスなぞしている。
淡々とした、好きな物を見つめる作業は
無心になるし、その先には楽しげなイメージが膨らんで来る。。なぜか。
錆びた琺瑯は、別にピカピカにするわけでは無く
古い物は好きだし
錆びていても、食べ物を入れるので無ければ気にならない
むしろ好きなマチエール
ただガリガリと、使う際に錆が降ってきたりするのは
あまり好きではないので
出っ張った錆を紙ヤスリで落とし
錆び止めで磨く。
ふと、この琺瑯のバットに
細い鉄の足がついていたらステキだな
などと思う、細いアングルの枠
ブルーグレーの色に鉄。。。
そしたら何に使う?
傍らに置いて、絵具を入れる?
キャスターをつけて、机の下に格納する?
。。。。。。。

琺瑯.jpg

う〜んいい(笑)
こういう想像が楽しいと言うのは
おそらく、やや変わっているのかもしれない。

でもいいのだ、リラックスタイムは妄想の時間なのだから。


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Copyright (C) Yuko Hosaka.
イラストレーター/銅版画家 制作のこと、日々のことなど

種々多様ものづくり作家

mail: yukohosaka939@gmail.com

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