革は革でおもしろく

革に刷ってみる。
油性と水性と革の種類と版画の種類で
乾燥の度合いを調べてみる
これはワークショップのためにいろいろと試しているもの

そしてとにかく版画も進める
今までと違った方法も試してみて
がっつりと腐蝕したらどうなる？って



これはこれで先へ進まなくなってしまったり。。。
足踏みしながら他の事をかんがえてみたり。。。



絵を組み合わせる事も考えたり



そう、相変わらず
あっちに行ったりこっちに来たり
そして
来年の展示のためにじりじりと描き進める。

今年はゆっくり出来る気がしていたけれど
何となくそうでもないのは
我が身の性格故かもしれないね！

近々のことも考えつつ
どうしても気になる来年の個展の作品

先週と今週
いろんな人に会ったり
展示を見に行ったりしていたから
自然と満開の桜にも遭遇して
「春だー！」としみじみ日本を想う。

目の前を
どこの国の人なのかは分からない
金髪のボーイッシュな女性が通り過ぎるのを
ウィンドウ越しにながめながら
ぼんやりとその国のことを想像してみる。

彼女から見えるこの日本の姿が
いったいどのように映っているのかなどと
とりとめも無い事を考えながら
花冷えから逃れて
大きなガラスのカフェで
思いがけずまったりとお花見をした。

日本がどう映っているのかなどと考えるのは
自分自身がどの様に映っているのか？
そんな事を気にしている証拠なのかもしれない。

簡単な事を、わざわざ難しく考えたり
難しい問題に、うなってみる
縦のモノを横にしたり
横のモノを縦にしてみたり。。。
見えてくるものが変わるのを期待してぐるぐると回す

そして結局今年も
ただひたすらに手を動かすのだな。。。。

桜は今年も美しく、季節はちゃんと春を迎える。
世の中がどうあれ、世界がどうあれ、ましてや私自身がどうであろうと
延々と変わらぬスピードで時計の針は時を刻んでいる。
腑に落ちないことに怒っている時間や
正否の有無に振り回されていても何お変わらない。
花曇り、花見日和はいつもぐっと冷え込む。

春の展覧会では
秋の展覧会よりも春を感じることが多い
これも桜のせいなのだろうか？

そしてやっぱり今週
夜は寒くなった。
毎年お約束の花冷えなのに
昼間の暖かさにごまかされて
結局凍えながら帰る
ちっとも学習してないなぁ。