小さな展覧会四日目

本日は四日目

ギャラリーを入って左側に
細長い台を置いて、ガラスと金属の作品を展示していました

「月がとりたくて」

届きそうで届かない
少し悲しそうな月
雫だけ降ってくる

アルミ／ガラス／アクリル絵の具／真鍮


ガラスを削って雫を描いています
うっすらとしたテクスチャーの違い
光があたると奥に
つぶつぶの影が出来ます
ガラスは浮かして設置されているので
光が当たる角度によって
影も変わってくる作品です

これも同様の手法で作った作品

「紫陽花と雲」



曇り空
それでも空を覆う雲は薄い
ゆっくりと流れる雲は時々空をのぞかせて
細い筋のような光を降らせる

淡い彩色の作品です

展覧会ではいつも
この手法の作品を、少しだけ展示しています
モチーフが影をつくりだす
それが楽しくて少しだけ

そして
展覧会ではいつも何か
テーマに合わせた立体物を
ほんの少し展示するようにしています
今回は少し大きめの器





キャプションでは「森の皿」としましたが
皿にしては少々深めでした

素焼きをし、下絵付けで森の絵を描き
さらにもう一度上絵付けで焼きました
陶芸のことは詳しくないので、あまり詳しい説明は出来ませんが
器に描く、これも楽しい作業でした。

これは、今回のDM作品の下に
白い台を設置して展示しました。

本日は、版画以外の作品のことについて
ご案内してみました。