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小さな展覧会三日目 [展覧会]

展覧会三日目

ギャラリーを入っていいて左側の壁奥には
こんな作品を飾っておりました。

「森になったテーブル」
 銅版画 凸版刷

展覧会4-5.jpg
テーブルの上に花を生けた日
細い花瓶、背の低い花瓶、四角い花瓶、三角の花瓶、丸い花瓶
様々な花瓶へ思いつくまま花を生けて行ったら
それらは自由に伸び
さらには絡まって
やがて森が生まれた
それはどんどん膨らんで
やがて鳥もやってくる
蝶や小動物もやってきて
次第にそこは心地よい世界が出来ていった
テーブルから始まった
森のお話です


さらに
「届けよう」
銅版画 凹凸版刷

展覧会46-6.jpg

本の無い街へ
本を届けよう
ワクワクしながら待つ子供達へ
どこドキしながら届けに行こう
できるだけたくさん
厳選して楽しい本を

こんな言葉を添えて展示しました

急げ急げとばかりに、本を抱えて走ります
急いでいるうちに
一冊の本が鳥になり
本を待つ子供達の元へ
飛んでいきました

東日本大震災の時、ある呼びかけがあって
避難所にいる子供達のところへ
絵本を届けようというものでした。
そこで
オススメの絵本を箱に詰め送ったことを思い出します。
絵本を読んで、その世界へ引き込まれ
楽しい世界を想い
しばし本の中の住人となって
遊んでくれたら良いなと


森といえば
私は「秘密の花園」という本を思い出します
その花園のことを想像していると
ある映像が見えてきます

森に分け入って行き着いた先
枝が四方から覆いかぶさって
さらにそれに蔦がに絡まり
道など無いような場所をただ分け入って進み
髪にも服にも葉や種子がくっついて
それでも進んで行った先
突然広がった花園
そんな場所で遊びたいと
私は幼い頃ずっと思っていました

「もう一つの入り口」
 銅版画 凹凸版刷

展覧会17-12.jpg

入り口は、トゲのある枝で覆われていた
細かく噛まれた檻のように
広がる美しい花園は
そうして隠されていた

私の中の森の花園のイメージ

今日も森を想い
せめて
想像の中だけでも開放感を感じて
花園で遊びましょう

本日はここまで
四日目に続くきます
(日にちは少し開いたりもしますが)
ぜひまたのぞいてみてくださいませ。
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Copyright (C) Yuko Hosaka.
イラストレーター/銅版画家 制作のこと、日々のことなど

種々多様ものづくり作家

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