メゾチント [銅版画]
春をまとった少女
銅版画メゾチント
これは銅版の表面を一度、ベルソーという道具で傷つけ
そのまま刷ると、真っ黒な画面が刷り上がるように仕立てます。
これを目立てといい
かなり手間のかかる作業ですが
とても大事な一段階
そして目立てた面を、削ったり磨いたりして
白い部分を(明るい部分)をつくっていきます。
腐食をせずに版画を仕上げる
直接技法のひとつです。
とは言え
まだメゾチント一作目
手探り中
目立てという作業には
ベルソーという道具を使います
ベルソーには目の細かさや道具の幅など
種類がいろいろあります。
私はとりあえず
75センチ幅の85というサイズの
ベルソーひとつで目立てています。
さらにその画面を
スクレーパーと言う刃物で削ったり
バニッシャーという道具で磨いたりして
版画を作っていきいます
いつもとは勝手の違う作業
でも楽しい!
銅版画にはいろんな技法があって
さらに新たな技法も
次々生まれてきたり
まだまだ飽きそうにありません。
とは言え、いろんな技法を使うことが
必ずしも必要なわけではないので
自分の作りたい版画に
何を使いどう活かしていこうか?
次の個展まで、少し間を置いた今年
試すこと、知ることを楽しみつつ
作っていきたいと考えています。
何をどうしたら
どんな版画ができるのか?
そんなワクワクに導かれて
実験もしつつ描いています。
このワクワクが
大事な栄養源となっています。
2019-04-11 19:34
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