クリスマス [銅版画]
青く静かな夜のこと
澄んだ冬の空に
鐘の音が響いています
窓の外を眺めながら
サンタクロースを待つ子供
待ちきれずに
眠ってしまう子供たち
そんな夢の中に
楽しげな贈り物が届く
チラチラと降る雪
暖かな灯り
静かな夜
クリスマスの版画を作るのは楽しいので
特に、サンタクロースを描くのが好きなので
実は結構作っているのです。
でも
クリスマスの版画を展示する機会は少なくて
サンタクロースを描くと
やはりクリスマスの版画となって
なんとなく飾る時期も短くなりそうな。。。
そんなことを考えて
時々常設では
展示していたものの
そこはやはり季節もの
お披露目してない作品も多々
子供の頃のあのワクワクは
とても漠然としていた気がする
12月になると
街の中がキラキラしてきて
赤や緑の色が目立ち始める
お菓子の詰まった長靴
小さなツリーにカラフルな電飾
色とりどりのガラス玉が揺れる
暗い夜を少し明るく
賑やかに変える
そしてイヴの日に
チラチラと雪が落ちてきたりしたならば
それはもう
理由もなく嬉しくなったりしたもの
そんな幼い日を思い出します
クリスチャンでは無いのにね。
12月も半ば
クリスマスが近い街は
子供の時よりもずっと
ゴージャスに賑やかで明るい
幼い頃のあのワクワクは
今はとても懐かしい気がしています。
いつか
そんな版画の展覧会を
開いてみるもの楽しいかな。。と
ふと思う冬の夜です。
2018-12-15 23:35
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