京都の秋へ [展覧会]
月を追いかけて進んでいく
どこまでもどこまでも
果てしなく遠くが見渡せるのに
生き物の姿はない
月は相変わらず白く煌々として
彼の心を掴んで離さない
とても空腹なのに
心は満たされていた
細い月は
離れるでもなく
近づくでもなく
ずっと寄り添うように
そこにあった
荒野をゆく生き物の姿は
なんとも愛おしい
そんなことを考えながら
蓋の裏側に描いた絵です。
京都の個展のために
小さな半磁器の箱を作りました
5点ほど展示いたします
形を作り素焼きをし
呉須で彩色をして本焼きへ
仕上がった箱は5点ほど
箱の中も蓋の裏にも絵を描いて
これはとても楽しい作業でした。
箱ですが
とはいえこれは。ほぼオブジェ
どうなあるのか見てみたい一心で
制作してみました。
そのほかに、版画を革に刷って縫った
道具箱ともバッグとも?
そんなものも作っています
もちろん基本は銅版画
今回は、壁面展示以外に
ファイルにも版画を納めて
見ていただこうと考えています。
京都での個展
保坂優子exhibition 「青の時間」は
10月12日から24日まで
http://www.fukuwauchi-gion.com
秋で賑わう古都で開催します。
お近くへお越しの折にはぜひ
お立ち寄りくださいませ。
2018-10-09 00:17
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