それは空からの贈り物だった：保坂優子のブログ：SSブログ

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それは空からの贈り物だった　[展覧会] [編集]

搬入が終わり、展覧会が明日から始まります。
今日は一日お休みの日です。

それは空からの贈り物だった

空からは、さまざまなものがもたらされます。
風、水、光、音、匂い、時の移り変わり....
それは刻々と変化し、過去の記憶と結びついて
想像の種ともなります。
これらは「空」に限ったことではありませんが
今回、この「空」を気持の奥に置き
降り注ぐ様々な物を贈り物をとらえて
イメージを膨らませてみました。

あるときは風が吹いて季節を運び
雲がちぎれたりつながったりして光を演出し
鳥が旋回してその大きさを示し
空気の流れを作り出して香りを運び
天体の動きに時を感じ
太陽の光が影のグラデーションをみせてくれる。
光はいくつもの色を集めてまたは拡散し
注がれた地上には命が育まれる。

それは春がほんの気配だった日に
地上に舞い降りた小さな贈り物だった
それは地上ではらりと開き
乾いた地面に染みていった。
やがて
そこからは小さくやわらかな芽が生まれた
それは次第に幾枚もの緑の葉となって広がっていき
地を埋め尽くしていった。
雨が振り太陽の光を受け
やがて空に向かって手を広げ
豊な森となった。
森は生命を育み、水を蓄えせせらぎを作り出し
沢山の恵みを生み出していった。

今回私は、空をテーマに制作をしてみました。
私なりの空との関わりです。
どうぞごゆっくりごらんくださいませ。

ここで
もう一度、展覧会のDMをアップしたいと思います。